NCT JNJM - What It Is 歌詞 ( Lyrics)「和訳対照」

歌曲紹介

2026年2月23日にデビューしたNCTの新ユニットNCT JNJM(ジェノ、ジェミン)。その初ミニアルバム『BOTH SIDES』の第3トラック「What It Is」は、ジェミンが初めて作詞に挑戦したPop R&Bナンバーであり、彼の文学的感性と官能的な表現力が際立つ一曲である。

アルバムのコンセプトである「両面性」の中で、この曲は「克制的な性感美(제한적인 섹시美)」を担う。タイトル曲「BOTH SIDES」の明るいエネルギーとは対照的に、ミニマルなビートとスローなテンポの中で、二人の間に生まれる緊張感と引力を繊細に描いている。
特筆すべきは、ジェミンが単独で作詞を手掛けた点。NCT DREAMの活動で培ってきた表現力が、よりパーソナルで親密な言葉として結晶化しており、「詩的なR&B」という新しい境地を開いている。

歌詞和訳対照

I see you, I feel you
君が見える、感じてる

낯선 이 Hallway
見知らぬこの廊下で

네 눈빛 네 몸짓
君の視線、君の仕草

초대 To my place
僕の場所への招待状

방 끝에서 날 자극해 Babe
部屋の片隅で僕を刺激するぜ、ベイベ

Yeah 난 본 적 없는 View
イエー、見たことない景色だ

느껴 번져 오는 Vibe shoo
�がってくるバイブが感じられる

Yeah what am I to do
イエー、僕はどうすりゃいいんだ?

처음 본 너와
初めて見た君と

지금부터 몰라
これからを知らない

기분 이미 올라
気分はもう高まって

심장이 Bumpin’
鼓動がどきどきしてる

원한다면 돼 Whatever you want
望むなら何でもいい、君の欲しいものなら

말은 필요 없어 I know
言葉はいらない、僕は知ってる

어디든 데려가 I just go
どこへでも連れてって、僕はついて行く

느린 템포는 내 Type no
ゆっくりなテンポは僕のタイプじゃない

Oh no no here I go
オーノーノー、僕が行くぞ

Yeah I got what you need
イエー、君の欲しいものを僕は持ってる

또 짙게 비춰 Side of me
僕のもう一方の面を深く照らし出せ

더 감싸오지
もっと包み込んで

가까워진 네 숨결
近づいた君の吐息

말해 봐 You know
言ってみよ、君は知ってるさ

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

입술 깨문 채 널 볼 때
唇を噛み締めて君を見つめるとき

말없이도 다 알잖아
言葉がなくても全部わかってるだろ

줘 Sweet & sour 전부
甘酸っぱい感情、全部くれ

You know What It Is
君は知ってる、これが運命だと

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

손끝 마주 잡아 All day
指先を重ね合わせて一日中

Everyday 더 깊어져 가
毎日、もっと深く堕ちていく

이 온도 위험해 But
この温度は危険だけど

You know What It Is
君は知ってる、これが運命だと

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

빠른 템포 속에
速いテンポの中で

숨이 닿아 I like you
息が重なる、君が好きだ

너의 향기 깊게
君の香りが深く

스며가 Into
染み込んでいく

손끝에서 짧은 틈에
指先から短い瞬間に

번져드는 온몸の
広がってくる全身の

감각들이 가까워져
感覚たちが近づいてくる

Break that rule
掟を破って

한순간 빨리 가 손이
一瞬、急いで手が

다른 결 느끼는 눈이
違う結び目を感じる瞳が

둘 사이 흐름 어지러워질 때
二人の間の流れがめまぐるしくなるとき

아찔해 위험한 Girl like that
めまいがする、そんな危険な女の子

Yeah I got what you need
イエー、君の欲しいものを僕は持ってる

또 짙게 비춰 Side of me
僕のもう一方の面を深く照らし出せ

더 감싸오지
もっと包み込んで

가까워진 네 숨결
近づいた君の吐息

말해 봐 You know
言ってみよ、君は知ってるさ

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

입술 깨문 채 널 볼 때
唇を噛み締めて君を見つめるとき

말없이도 다 알잖아
言葉がなくても全部わかってるだろ

줘 Sweet & sour 전부
甘酸っぱい感情、全部くれ

You know What It Is
君は知ってる、これが運命だと

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

손끝 마주 잡아 All day
指先を重ね合わせて一日中

Everyday 더 깊어져 가
毎日、もっと深く堕ちていく

이 온도 위험해 But
この温度は危険だけど

You know What It Is
君は知ってる、これが運命だと

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

I’ll close my eyes
僕は目を閉じるよ

Do anything for you
君のためなら何でもする

Frame 속에
画面の中に

너와 나 겹쳐져 갈 때
君と僕が重なっていくとき

흐려진 경계 Illusion
霞んだ境界線、イリュージョン

끝이 안 보이는 Tension
終わりの見えないテンション

가져 전부 Take that,
全部持っていけ、奪って

I don’t wanna stop that
このまま止まりたくない

Show you everything that
僕の持ってるものを全部見せてやる

I’mma do
僕がやろうとしていることを

깨져버린 나의 White dream
砕け散った僕の白い夢

네 품에 잠겨가는 나
君の腕の中に浸かっていく僕

줘 Sweet & sour 전부
甘酸っぱい感情、全部くれ

You know What It Is
君は知ってる、これが運命だと

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

손끝 마주 잡아 All day
指先を重ね合わせて一日中

Everyday 더 깊어져 가
毎日、もっと深く堕ちていく

이 온도 위험해 But
この温度は危険だけど

You know What It Is
君は知ってる、これが運命だと

What It Is, What It Is,
これが運命、これが運命

What It Is, Is
これが運命なのだ

歌詞意味

「Hallway」という境界空間——出会いの閾値
歌詞は「낯선 이 Hallway(見知らぬこのHallway)」というフレーズから始まる。これは単なる廊下ではなく、「未知の領域への閾(しきい)」を象徴している。そこで交わされる「眼差し」と「身振り」は言葉を超えたコミュニケーションを示し、「部屋の奥で僕を刺激する」という表現が、物理的な空間よりも心理的な接近を暗示している。
「Shoo」——擬音が持つ官能性
「느껴 번져 오는 Vibe shoo」——この「shoo」は単なる間投詞ではなく、息を呑む音、あるいは静かに弾ける音を表現している。R&Bのスローテンポの中で、この擬音は緊張感の高まりを音響的に表現しており、聴く者の想像力を刺激する。
「言葉の不要さ」と「確認の欲望」
「말은 필요 없어 I know(言葉は必要ない I know)」「말해 봐 You know(言ってみて You know)」という、一見矛盾する二つのフレーズが曲中に繰り返し現れる。これは「言語化できない感覚」を共有しつつも、それでもなお言葉にしたいという人間の切実さを表現している。官能的な瞬間において、言葉は無力でありながら、同時に唯一の確証でもあるというジレンマである。
「Sweet & Sour」——味覚としての感情
サビの「Sweet & sour(甘酸っぱい)」は、恋愛感情の複雑な味わいを味覚として表現している。甘さだけでなく酸っぱさ(苦さ)も含めて「全部」欲しいという貪欲さは、「克制的な性感美」というコンセプトを体現している。爆発的な激情ではなく、「唇を噛みしめながら」見つめるような、抑制された中での熱さが表現されている。
「指先」の政治学
「손끝 마주 잡아 All day(指先を合わせて掴むAll day)」——手全体を握るのではなく「指先」という、最も繊細で敏感な部分での接触が描かれている。これは「緩急」の美学でもあり、焦らず、しかし確実に、微細な部分から関係性を構築していく様子が表現されている。
「Break that rule」——規範の超越と危険性
2番の「Break that rule」は、この曲のターニングポイントである。「速いテンポの中で息が触れる」という表現は、R&Bのスローテンポとは対照的な「加速」を示唆し、二人の間の「流れ」が「眩暈を起こす」ほどに加速する瞬間を描いている。「危険な温度」に達しながらも「I don't wanna stop that」という肯定は、危険を冒すことでのみ得られる愉悦を示している。
「White dream」の崩壊——純粋からの離脱と深化
最後の「깨져버린 나의 White dream(壊れてしまった僕のWhite dream)」は、純粋無垢だった過去の終焉を示す。しかしそれは悲劇ではなく、「君の懐に沈んでいく」ことによる新たな段階への移行を意味している。「White」は無垢さであり、同時に刺激的な色彩のない状態を示し、それが「Sweet & sour」の現実によって塗り替えられる過程が描かれている。ここでの「崩壊」は否定的な出来事ではなく、「より深い親密性への入り口」として肯定的に捉えられている。

まとめ

「What It Is」は、NCT JNJMのデビューアルバム『BOTH SIDES』において、ジェミンの作詞家としての才能が最も色濃く現れた一曲である。
「Both Sides(両面性)」というアルバムコンセプトに応えて、「言葉と非言語」「抑制と解放」「危険と魅力」——これらの二項対立を巧みに描き出している。特に「言葉は必要ない」と言いながら「言ってみて」と求める矛盾は、人間のコミュニケーションの本質的なジレンマを示している。
ジェミンの詩的感性は、「Hallway」「Frame」「境界」といった空間的なメタファーを通じて、抽象的な感情を視覚化している。また「Shoo」という擬音の使用は、K-POPのR&Bトラックにおいて新しい表現方法を示唆している。
「You know What It Is」——この問いかけは、答えを求めているのではない。二人の間に流れる「それは何か」を、既に二人ともが知っている——そうした確信と、それでもなお言葉にしたいという切実さが、この曲の核にある。渽民が10年の練習生時代を経て、ついに紡ぎ出した「官能と詩の融合」——それが「What It Is」である。